すべての子どもたちに観てほしい、いつまでも心に残る良作。
1970年3月、《東宝チャンピオンまつり》の1本として公開された短編アニメで(同時上映は『キングコング対ゴジラ(短縮版)』『巨人の星 大リーグボール』『アタックNo.1』)、原作者のやなせたかし氏が演出・美術・作詞も手がけ、手塚治虫氏の主宰する虫プロで制作された。毎日映画コンクール・大藤賞などを受賞している。オリジナル版の声の出演は久里千春(あばれはっちゃくのお母さん)、増山江威子(バカボンのママ、峰不二子)。このリニューアル版での声の出演は千々松幸子(先代・のび太のママ)、かないみか(山寺宏一夫人)。歌はボニージャックス、久里千春(リニューアル版でも同一。久里さんは「ブルブルの子守唄」のみ)。
小さい頃、テレビでやってるのを見た、というおぼろげな記憶しかないため、このリニューアル版が、オリジナル版と比較してどこがどの程度変わったのかは、(音の面でのことを除くと)オレにはよくわからないが、「なぜ、オリジナルのままじゃいけなかったのか?」という疑問は、やっぱり残る。本編だけで30分足らずという収録時間なのだから、せめて映像特典としてでも、オリジナル版を同時に収録することはできなかったのだろうか。このリニューアル版の出来は決して悪くはなく、すべての子どもたちに観てほしい、いつまでも心に残る良作なだけに、そこだけちょっと残念だ。
なお、このDVDには日本語字幕も収録されている。チャプターが細かいのもいいと思う。
私が唯一見て号泣した作品です。
生まれてこの方、映画を見ても芝居を観ても、本を読んでも・・・とにかく「泣かない私」が唯一見て文字通り「号泣」した作品です。それから35年、今見てもやはり「泣いて」しまいました。 ただ、とても残念なのは公開当時(1970年)の劇場版とはかなり改変されていて「ある種の残酷さ(逆に言うと「そこ」が一番心に迫る点です)」が削られていて、「ソフト」に変えられていた点です。 特に、ラストのライオンのブルブルが兵隊に撃たれる場面は全く改ざんされていて、そこがとても私には「不満」でした。「子供向け」ということで「ソフト」にしたのだと思いますが、それは間違っていると思います。 やはり公開当時の「原作」に忠実にビデオに収録して欲しかったと思います。 それにしても、やはりこの作品は「心を激しく揺さぶる作品」であることに間違いはありません。
パイオニアLDC
|